松野官房長官×小出市長 対談会

~未来の市原を語る~

いつもありがとうございます。
9月になり、朝晩は過ごしやすくなってきたでしょうか。
これから台風シーズンになりますが、被害の無いことを祈ります。

さて、9月3日(土曜日)に市原商工会議所設立50周年を記念した、松野博一・内閣官房長官と小出譲治・市原市長との特別対談会が市原市民会館小ホールにて厳重な警備のもとで開催されました。

テーマは「未来(これから)の市原を語る」
商工会議所主催の対談会ですから、市内の産業やまちづくりに関する対談内容で、ファシリテーターとして千葉県議会議員の菊岡多鶴子氏が進行をされました。

松野官房長官ですが、柔和な方だなとの第一印象を私はうけました。
TVの記者会見や政府発表では見られない、ジョークをまじえたユーモアのあるお話に、会場から笑い声があがる場面もありました。

市原市は臨海部の工業地帯、特に石油産業と共に発展をしてきた歴史が有りますので、世界的な脱石油の風潮は看過できないとの危機感を官房長官・市長共にお持ちの様子。
人口減少が全国平均と比べて早く始まった市原市は、近年若い世代、特に20代から30代の女性の市外転出が増加しています。
小出市長は、市原の魅力を再発見・創出することで市原市への定住者を増やしたい。そのために様々な政策を用意するとのお考えです。

松野官房長官は、「工業地帯の石油関連企業誘致に始まる大規模な市街地造成により発展をした市原市は、全国で最も高度成長モデルが成功した都市である」とし、しかしながらこの成功体験が既存の意識から脱して、新しい仕組みや考え方を取り入れる障壁の一つになっていると述べられました。

市原市は全国に先駆けて、SDGs未来都市・SDGsモデル事業に選定されました。
市原市SDGs戦略(2021年3月版)では2030年の市原市のあるべき姿として「ひとが住み続けひとが訪れるまち」を掲げています。
松野官房長官も対談中で100年後の市原市について「消滅することなく、ひとが豊かに住んでいることが第一である」と話されました。

デジタル化により100年後の将来を予想することは不可能に近いのではないでしょうか。
以前であれば数十年かかることが、デジタルによって数年で実現することも有ります。
100年後、私たちの家族や子孫が市原に住むことを誇りに思えるような市になっていることを祈っています。

最後に不動産関連のことですが、
松野官房長官は「転職なき移住」こそが今後の市原市の発展に重要だとし、小出市長も五井駅をはじめJR3駅周辺と、ちはら台・牛久エリアの活性化に向けた“想い”を述べてくださいました。

地元不動産業者として、少しでも地域の発展に尽力出来たらとの思いを再確認した一日となりました。

乱文ご容赦くださいませ。
ありがとうございました。
(すみよし)

2022/9/5